書籍内容紹介

とどまるところを知らない災害! 増加する凶悪犯罪!
人々は痛めつけられる。

・・しかし、そこには呪い
・・しかし、そこには
平和
・・しかし、そこには欺き

“空の空、すべては空”、“私たちの齢は70 年。健やかであっても80 年。しかも、その誇りとするところは労苦と災いです。
(伝道の書)

それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです・・”
(詩篇)

でも、
人にはこころが 天が授けたこころのパワー(生命進化のたまもの)

被災者、被害者、そして遺族の悲しみ
そっと寄り添う人間を超えた大きな力
病や老いの不安や苛立ち、嘆き、苦悩
そこに、ピュアーな想いと癒やし
心の豊かさ、しなやかさ、わき上がる喜び

苦悩の果て、人は真実に至る
死者(不在なる他者)との出会い
心温まる癒やし
こころの飛翔

見えるはずのないもの(空華)が、何かの弾み(恁麼時)に見えてくる
見た人は変わり、隣の人も周囲も変わっていく。

“今、問われる!”
命が、愛が、そしてあなた自身が!

【本書は】
“わたし”の正体、心のパワーについて、最新の専門知識がよくわかる。
読んですぐにわかり、少したってわかり、その時(恁麼時)、全てがわかる。
いろいろな2千円があるけれど、この2千円には価値がある。
世界遺産トレド
古城のレストラン 世界遺産トレド
ノートルダム・ド・ルルド
奇跡の泉 ノートルダム・ド・ルルド
“それ”は40 年前、
メノナイトの平和な村で始まった・・

~ 本文抜粋 ~

 地上の至る所で、オンナの嘆きが聞こえる。「私というものがありながら、どうして、よそのオンナに気をとられ、うつつを抜かすのよ、信じられない!」、オトコの不実をオンナは糾弾する。でも、オトコはうわの空で聞き流す。その一方で、オトコの憤りが聞こえてくる。金色夜叉にもあるように、『オンナよ、お前にはオトコの純情が、何故にわからないのか。結婚の決め手がお金とは』。そこではオンナの打算がやり玉に挙げられる。しかし・・
・・性淘汰の掟
 もし、対象喪失の痛みを和らげる通常のやり方に、どうしても納得できなければ、その人はどうしたらいいのでしょうか。親しい身内の、それも悲運の死は断じて受け入れることはできない。我が子を失った親の中には悲しみの余り、耐え難い苦痛が悲鳴となってほとばしる時、周囲の「頑張れ!」の声に耳を閉ざし、心温まる慰めさえも一切拒否してしまうことがある・・
・・悲哀の逆対応
 いずれ人は気づかされる、「どうせ失敗するのなら、何も恐れず、自分のしたいことを一生懸命すれば良かった」と。人生の最後に残る満足は成功したかどうかではなく、やましさがなく、ひたむきに打ち込んだことだけかもしれない。失敗はしたけれど、やましさはない。なんと清々しい人生だろうか・・
・・磨塼作鏡
 ・・六歳の時、父が亡くなった。一家は貧しくなり、その貧しさの中、九歳で母も亡くなり、一家はばらばらになってしまう。傷ついた心のケアもされないまま、彼は親類をたらい回しにされ、酷寒のカナダでひたすら働き続けた。零下二五度の中、小学生が木材の伐採作業やら何やらで、コマネズミのように働かされる。貧しさと孤立、そして未成熟、彼は傷つけられ、見捨てられた・・
 事件の後で彼は思う、「でも、誰も何もしてはくれなかった。結果だけで、世間は騒ぎ立て、私は犯罪人として非難された。でも、犯罪と人は一緒ではない」と。貧しさの根底には置き去りにされ、顧みられることもなく傷ついた心がある・・ ここに、加害者救済の理由がある。
・・和解プログラム
 暮れなずむ晩年、一時代を築いた団塊の世代にも黄昏がやってきた。夕暮れはただでさえ、何かもの悲しい。社会の第一線から退き、後はひっそりと生活し、そっと去って行く。いいえ、そんな玉ではないでしょ、あの連中ときたら・・ 若かりし頃は・・。今、明日なき世代になって、恐いものなど・・ 世界を変える。それは若者ではない。
・・コミュニティの再生